新井幹也ステンドグラスの世界へようこそ

 

 

 

ステンドグラスとの出会いはいつだったのか・・・その存在を意識したのは大学生活の頃だったと思う。大学に隣接する教会(聖イグナチオ教会)の厳かな空気とステンドグラスの輝きは、訪れる度に自分の心を鎮め、癒してくれた。

そして、その存在が大きく自分を支えてくれたのは、アメリカに留学していた頃。課題に追われる日々の中で通いつめた図書館。薄暗く、静まり返った中、高窓一面にはめ込まれたステンドグラスが映し出す光と色の世界が、先の見えない不安の中でどれほど安らぎを与えてくれたことか。

そんなステンドグラスの世界に飛び込んだのは50歳を超えて間もなくのこと。四半世紀を超えるサラリーマン生活に別れを告げ、2年間のプロ養成校通いを経て、現在、ヨーロッパの伝統絵付け技法をベースとする習作制作、注文制作に携わっている。